フェロシルト

石原産業のフェロシルト事件でついに逮捕者が出る。
まあ、逮捕された容疑者は「現場責任者」なので、これが終端ではないと思うのですが…。耐震偽装や高校必修科目未履修問題など行政側に監視機能が著しく欠如している例に枚挙の暇はないのですね。
これらは、届け出る側が「善意」であるいうことを前提していることに誤りがあることがあるわけです。
ただまあ、全部「悪意」として考えると、極端な話、許認可事項について全て行政側に専門家がいなければならず、行政コストがかかってしょうがない。これもあまりよろしくない状況というのは私にもわかっている。昨今、日本でもコンプライアンスとそれに対する教育を徹底するような主張が増えてきましたが、それと併せて過度な利潤追求の風潮を是正するような教育制度改革こそが今望まれているのではないでしょうか。本当に小さな政府にするなら、これが第一義なんでしょうね。
ところで、当時知事だった北川正恭早大教授はコメントしないのね。