ミッシングリンクみつけた

さて今回の私は何を書いているのかというと、主として私の心の平安のことです。
本年も関西で行われたゲームマーケット神戸2016に参加してまいりました。ゲームマーケットに参加とはいえ、私はモノをつくるわけでもなく、モノを売るでもないため、自分たちのブースから出ることがあまりない(つーか、年々うちの受けもち卓数増えすぎやろ…)から、他の方がレポートしているような内容は全く書けないのでご了承ください。既に他の方たちのレポートやポッドキャストなどでその類の情報は充実していると思います(確信)。(^o^)

ゲームマーケットなどの大規模な催しものの際に私はできる限り、それに付随する催しにも参加するようにしています。今回は仕事がそこそこ忙しかったのですが、それでもなんとか前日会と打ち上げ会に一つずつだけ参加することができました。主催されたみなさんありがとうございます。(礼)
その前日会とか打ち上げ会なのですが、率直に言って私なんかは完全に門外漢です。(嘆)世代が違うから新しいこととかよく知らなくて、正直話題合わないし、知り合いもいなくてポツンとしていることが多いです。(寂)
何やっているのでしょうね?
ポッドキャストやネット生放送など視聴できそうなものはわりと聴いたりしているほうだと思うのですが、何か作業するついでに流し聴きしていることが多いうえに私が新作ゲームにほとんど興味がなく、結果として「率直に言って内容全然覚えていません(ごめんなさい)」状態なわけです。
ほんと、何やっているのでしょうね?(憫笑)
話をしよう、あれは今から36万…いや1万4000年前…(ネタ古!)
いや、ここを見ているほとんどの人が生まれていないはずの1970年代後半のことだ。その頃ね。SdJ関連のボードゲームを売っているお店なんてなかったのだ。実は厳密にいうとあったと思うのだけど、ど地方に住んでいる私に知る術がなかったのだ。残念なことだが、知らないゆえに見えないのは、私にとって無いのと同義です。1980年代前半にやっと海外でゲーム売っているお店とコンタクトがとれるようになってきて、私が輸入して訳してインストして細々とやっていたものだ。この辺のお話は始めると長いのでこれまで…。

上述の昔話の中で、知らないゆえに見えないのは、私にとって無いのと同義です、というくだりがありますが、このころ何が不安だったかというと自分たちのグループ以外にこの趣味に他に誰もいないのじゃないか? ということです。実は見えていないかつ知らないだけでけっこう近くにも居る。それを徐々に解決する手段を提供してきたのがパソコン通信、インターネットなどによる通信手段の進歩です。新鮮なプレイできるのもうれしかったけれど、それよりも同じ趣味で語り合えて情報交換できる仲間がいるというのが純粋にうれしかった。
時代は進んで、現在の少し前。オープン例会なんかに行くとね、若年層が居ないのだ。大体いつも遊んでいるアラサー(死語)中心で、そういう若年層を増やすには、とかいうのが話題になるのだけれどそんな妙案がすぐ出るわけもなく…。このころ何が不安だったかというと自分たち世代が年老いていくとこの趣味に他に誰もいなくなるのじゃないだろうかか? ということです。前のパラグラフに似た言い回しがありましたね。これを解決するのが更なる通信技術の進歩です。イノベーション万歳。文字以外の情報発信の敷居高さがすごく下がりました。今では私のような年寄りは除いて、だれでも情報発信が容易です。情報発信するメリットはいろいろあると思うのですが、発信するとその結果情報集まるのですよ。これは仕事でも同じですね。
私はゆうもあのスタッフをやっているので「全くゲームを知らない層」とのコンタクトはあるから、その層とボードゲームマニア層、それの「中間」がいないと思っていた。しかし、結果としてその「居ない居ないと嘆いていた層」を私は発見できました。これも先の「語り合える仲間を見つけた」と同じで居ないのではなくて見えていないだけだったのです。
彼らは前日会などにいけば目の前にいます。たくさんいます。とても元気です。屈託なく笑ってゲームや互いの放送の話をしています。いいものですね。たぶん、それを眺めてにこにこするために参加しているような気がしています。なぜなら、けっこう目の当たりにすると安心できるものなのですよ。(^o^)

第四回ボードゲームフリーマーケット in 新大阪 運営側の眼

2014年9月14日に第四回ボードゲームフリーマーケット in 新大阪が開催されました。開場時待機列が200人に達し、混乱が起こらないかどうか心配でしたが、たいした見返りもないのに手伝ってくれたスタッフの皆さん、出展してくださったみなさん、そして連休のさなかにお越しになってくれた皆さんのおかげで、大過なく挙行できましたことをWebではありますが、厚く御礼申し上げます。
最終的な来場者は350人くらいです。今回はさきの第三回と異なり広報をする時間が充分とれませんでしたので、この人数も仕方ないかと考えております。以下、代表の視点で諸事書き連ねます。おそらく事務的であまりおもしろい事項ではないので、楽しげな話は来場者の皆さんのレポートを読んだり、聴いたりしてくれればよいかと思います。

・設営
休日の朝も早くから、くまごろうさん、わとさん、ジュンペーさんなどが設営作業をしてくださいました。遠方からアバンさんやくろさんたちも加わってくださいました。DDT開店前のchim店長までいらしてくださいましてほんとにありがとうございます。また、イベントスペースはたなごころさんとこと賽苑さんところ(予め下見もなさっています)、併設しているゲーム会は昨年もやってくださったカワサキさんに丸投げでした。本当にすみません。10時に作業開始して設営終了が10時半、このころから出展者が集まり始め自分のブースの設定作業を行ってもらいました。今回のイベントの場合、12時開場予定としていたので午前便の出展荷物が間に合うか心配していたのですが、日本郵便には事前に三回念押しをしており、当日も配送業者に電話しまくったので、なんとか間に合わせることができました。運送会社にはかなりうざがられたと思います。

・待機列
昨年も待機列整理形成を手伝ってくださったジュンペーさんといらしてくれたゆーたんさんに列前後の管理及び案内をしていただきました。列形成は会場1時間前の11時からなのですが、放っておくとそれ以前に来た方が貯まってしまうため、順次本棟の方のカワサキさんのゲーム会(10時受付開始)にいかせるか、本棟2F(談話コーナーがあります)に追い上げていきました。Webやツィートなどでも述べておりますが近隣の迷惑を最小限にとどめ、イベントを継続して開催するためにも必要なことだと思っています。移動させてしまった皆さん、すみませんでした。前回も同じ会場であったため「昨年同様、中庭に待機列を作ります」と会場側に事前に申しあげていたのですが、私のスタッフに対する連絡が不徹底で、列の折方の指示が悪く申し訳ありませんでした。蚊がいると言っていたので虫よけをあらかじめ用意されている方も居ました。並んでくれた皆さんは特段騒ぐような方もおらず皆マナーが良かったので助かりました。

・開場時混雑
設営を終えたスタッフに一番事故の起こりやすい(であろう)開場時の整理をお願いしました。本会場はかつて学校だった施設の講堂(体育館)を使用します。当然、内部は土足厳禁のため「上履きをご用意なさるなどの準備をなさるか、それ以外の場合は靴下だけでの入場になりますので気を付けてください。」と、これら事前連絡のおかげでもあって大半の人は靴はできるだけ各自お持ちくださいました。また、入り口に置いたままの方の靴の紛失等には対応しかねることを申し上げておきましたが、それに対する問題は今年ありませんでした。これまでも開場後30分くらいが混雑のピークなのですが、そこまでは私も通路を巡って、滞留している通路を開けたり、壁際にものを置いている方には撤去させるなど、スペース確保に努めました。来場者に小さいお子さんがいるので後ろにも常に注意するよう行列時に連絡しておきましたが、そこそこそれには気を配ってくれていたと思います。

・会場内外イベント
昨年同様、たなごころさんと賽苑さんにお願いいたしました。いつものように開場1時間たつと通路の人が減るので、そこから行ってもらいました。ずっとやってもらっている甘えもあって任せきりにして申し訳ありません。終了間際まで断続的にやってもらってありがとうございました。カワサキさんのゲーム会は会場内の人が減るにつれて増える傾向にあるので、午後から部屋を増やすよう予め準備しておきましたが、前回同様14時半ころ一杯になったため、以降はフリマ会場内でもプレイ可能としました。この二か所以外でゲームしている人たちには巡回して順次やめていただきました。共用スペースでは他の利用者に迷惑がかかることがあります。

・撤去撤収作業
スタッフに加えて残っていた皆さんにもご協力いただき撤収作業を行いました。カワサキさんのゲーム会の方の撤収は彼らに任せてしまってすみません。送還用荷物が昨年たくさんあったため、郵便局に集荷に3人体制で来てもらったのですが、荷物が今年は少なくて悪いことをしました。会場班スタッフに礼を言ってこれで解散としました。これが17時です。

今年も「事故無しかつ来年も同会場で行える」を目指していましたが、なんとかそれは達成できたかと思います。ご協力感謝いたします。

フリマ中古商品が早い時間に切れてしまうことに関して私はある程度仕方がないと思っています。ブースを借りてまで中古ゲームを用意できる人はまず限られており、その人たちにしても一回売ってしまえばしばらくは大丈夫になるはずなので、年一回のフリマで毎回出すのは無理でしょう。ただ、個人レベルで見ると家でひとつやふたつは余ってしまっているゲーム所持者はそこそこ多いはずなので、それを掬い上げるためのオークションなどが、全回は機能していました。
なお「今年はオークションないの?」と30人以上に聞かれましたが、すみません兼業は無理です。申し訳ない。オークションも委託販売もそうですが、さばける人がどうしても限られるため、スタッフの絶対数居ないと無理だと思います。

最後になりますが、今年の皆さんの多大なるご協力により同じ会場で来年も行えると思います。本当にありがとうございました。

初めてのときは失敗しがち(ボードゲームフリーマーケット)

一番たくさん会場で見かけたゲーム

9月22日に、少なくとも関西で初めての試み、ボードゲームオンリーのフリーマーケットを挙行いたしました。
http://www49.atwiki.jp/bgrecycler/pages/1.html
私はスタッフです。まあ、売るほどゲーム数もってませんし、現行、熱烈に手に入れたいゲームがあるわけではないのでね。なので、どうしてもスタッフ側視点になってしまうのを予めことわっておきます。面白いお話は出展者や来場者の「戦果」記録を見てあげてください。

早起きして、朝9時前に現地到着。開場は11時なので、主催のたなやんとそれまでに、卓割り(墨打ち)をして、次に運び入れるゲームの到着を受け付け。出展者であるほむさんにまでいっぱい手伝わせてしまいました。すみません。
上のリンクにもありますが今回の会場はエレベーターがない3Fなので、できる限り先に出品ゲームを送ってもらっています。設定しておいたゲーム仮置き場に届いたゲームを置きました。この辺でもこういったイベント初めての人とそうでない人はよくわかります。慣れてる子は、段ボールに印や模様をうっています。これは自分の箱がどれか仮置き場からすぐ見分けるためで、不明になったり、捜す時間ロスを防ぐためですね。

さて、徐々に出展者が到着して自分のブースの準備をしている中、最初の入場者が来たのが10時前。10時前! いやいやいや。どれだけ気合入ってるんですか。とりあえず申し訳ないですが、前室にしているロビーで待ってもらうことにする。10時半になってほぼ店の方の用意ができ始めたころに一度外を見周りに行く。既にロビーは半分埋まっている。それにしてもちゃんと待ってくださいと言ったら待ってくれる良い人たちです。いや、脅してないですよ。
外を見に行ったのは会場外にたむろしている連中がいないかどうかです。そんな人はいないと思いますけど固まっていると会場周辺で目立つ(この会場は商店街内にあります)ので、無用なクレームは避けたいのです。今日はスタッフ側なので「どうかなあ?」と思ったことは常に悪い方向に想定して行動しています。幸い京橋駅から途中目立ってたむろっている者なし。良い方向に外れまして一安心です。

ちょうど会場に戻ろうとすると宮野さんがバイクで到着したところで、これで出展者もあらかた揃って準備完了。開場を待つロビーの列は折り返す形になってまして臨界寸前です。この時点で10時45分。たなやんに「これ以上増えたら早めに開場するか」と言いました。もともとの打ち合わせで会場待ち列があふれそうになったら開場時間を繰り上げようということにしてたのです。これもスタッフ視点で恐縮なのですが、人が増えるほど不慮の事故が起こる可能性が高まるため、こういった処置になってます。

特に一回目なので事故だけは絶対に避けねばならない。

結局定時の11時3分前に開場しました。まさになだれ込んでくる来場者の面々です。個人的にはここから30分が一番危険な時間だと思っていたので神経張り詰める。スタッフの中で私一人会場の一番奥にいて(これも十全打ち合わせ通り)、入り口付近の本部と逆の視点から会場内をじっと見張ってました。

当面想定される危険は通路にあふれる人同士がぶつかったりするトラブルと崩れてきたもので怪我をするというトラブルです。特に後者は注意事項に書いてなかったかもしれませんが、会場の二方向にカーテンがあってその陰には地元のオーケストラが練習に使う楽器やらが山積みされていたのです。特に簡単に崩れやすそうなのが高く積み上げられたイスでした。お目当てのゲームを買ってすぐ開けたい気持ちもわかるのですが、そのときに部屋端や隅っこのカーテンに近い部分に行こうとしていた子は皆私に注意されていたはずです。すみませんでした。

重ねて言うが一回目なので事故だけは絶対に避けねばならない。

通路の方ですが、キャリーや背中のリュックが明確に通行を阻害している場合、これまた皆私に注意されていたはずです。すみませんでした。ゲームマーケット2012大阪ほどではないですが、大人の視線に入らない子どもさんもいるので、フリマらしくゲームのことを見たり質問したりするのも大切ですが、できる限り皆さんに気持ち良く帰ってほしいですから。設備系や機械系の人はよくわかると思うのですが、人間が一番の優秀な?熱源となるため会場内はかなり暑い。もちろん会場内の空調は効かせていますが、まさに多勢に無勢。ただでさえ暑いとイライラするのでトラブル起こらないように気を配っていました。恨むなら私一人を恨みなさい。

そんなこんなであちこち注意している間に何とか地獄の30分が終わり、やや空き始める。この時点で完売するお店も出てきました。
人によっては閉店早いというかもしれませんが、特定物を扱っているイベントである以上こうなることはほぼ想定内。だからこそ、開場前に列ができるのです。それに今ゲーム買えば、お昼食べてからでもそのままそのゲームを遊べるところ(近傍の他のゲーム会やキウイゲームズなどのプレイスペース)に持って行って遊べるしね。と言うわけでこの時間設定は間違いはなかったかと。

12時になり人もゲーム数も減ってきて、ゆったり見て回れるようになると本来のフリマらしくゆっくり買い物を楽しんでもらいます。質問のほかにも大阪らしくあちこちで値段交渉をしていたりします。値下げのタイミングを見計らっている連中もいます。普段はなかなか中を見れないゲームですが、この日ばかりは箱を開けてそのまま持ち主に説明してもらえるので、こういった点も売買双方の距離が近いフリマの良いところであると思います。13時まわると半分くらいは完売している。完売したお店は売り子さんがシートの上でゲームを遊んでいたりしてます。この時点で入場者は200人超え。地方都市とは思えない。実際に出店する人も来場者も明らかに関西地域から遠い人をたくさん見ました。なにせ、1か月前くらいにたなやんの音頭とそれに応えるノリで始まった突発に近いイベント(既に予定があった人が多かったはず)なので、さすがにこの人数と遠方からの人たちは私の想定外でした。

14時頃になると続々と値引き(あるいは纏め売り)を始めてあちこちまた完売する店舗が増える。郵便局の人に来てもらって順次撤退準備です。予定通り15時には残った人で片づけも手伝ってもらって無事全員撤収することができました。ありがとうございます。

最後に有志で居酒屋いって打ち上げしました。珍しくお酒呑んでいたのは空腹だったせいもありますが、疲れで不穏当なことを口走る可能性があったからです。私は足腰つかれたので二次会にはいかず帰宅しました。まだ少し腰が痛いです。歳か。

今回のイベントの意義なんかは主催のたなやんが公式に書いてくれると思うので、そっちは置いといて。

今回早く売れてしまった出展者は「もっともってくればよかった」
今回売るのを見ていた人は「これは私も持ってくれば売れるんじゃね」
購入した来場者は「手に入りにくいゲームが中を見てから、適価で買えた」
遅く来た来場者は「結構早くなくなるものだなあ…」

などの感想を持ってくれたと思います。それが運営手伝ってくれた側として嬉しいです。だってこれなら、次があるからね。

複数の人に「今日のイベントは成功ですか?」と聞かれたときに私はこう答えています。

「大きな事故が何もなかったから私的に成功です」

何せ類似イベントの経験が誰もないので、すべて未知数の状態から始まりました。初めてのことをするとき(初めてキスするときとか)には失敗がつきものです。それが「冷たい料理の熱い戦い騒動」以外はなかったのですから充分成功と言えるでしょう。

末筆になりますが本日の主催者側、出店者側、来場者側の全員にありがとうございますと申し上げます。いやあ、趣味は良いものですな。

体感時間 Jet lag 〜インストとスカートは短い方がいい〜

一日24時間は地球に住んでいると誰であっても変わらないのですが、その流れの感じ方は人によって異なるのが自然です。そういうお話。

日曜に夜だけボードゲームしに行っていました。
http://d.hatena.ne.jp/retrobuilding/20120308/1331191206
ここのゲーム会はオープンで開催時間がほぼ3時間です。私は家が近くて便利なのでよく行ってます。

開会式後『シティタイクーン』(公式プレイ時間75分、いわゆるノットフォーミーゲーム)の卓に頼んでみると入れてもらえそうなので、私も加えてもらう。
http://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=5372
この卓を選んでいるのは別に『シティタイクーン』が今すぐ猛烈にしたいという理由ではないのですが、それは本稿には関係のないことなので割愛します。
この卓は全員初プレイです。ただ、(ゲームは持ってないですが)私はルール知っていますし、インストもできます。実は前日のキウイゲームズで遊んだ時も別のメンツが「これやろうか。」という話になって「じゃあ私がインストしましょうか」と言っていたのですが、メンツとタイミング悪くて遊べませんでした。で、いつもならインストやってしまうかもしれないのですが、この日はインスト買って出ません(押しつけません)でした。こういうのもあっていいよね。

さて、ゲームの始まり。5人プレイです。
持ち主「ではゲーム始めます。」
TTB「…(ニコニコ)…(お、インストゼロという画期的な手法だ)…」

参加者「ところで、これはどんなゲームなのですか?」
持ち主「街をつくって得点を稼ぐゲームです。では、タイルを6枚配ります。」
参加者「え?」
TTB「…(ニコニコ)…(のっけからやるおるわい、若いの)…」

ここはね。参加者に結構学生さんがいるのですよ。社会人と学生が混在するオープンゲーム会です。ちなみに「最初ですから、このゲームではむちゃくちゃやります。」宣言もありました。かっこいー。

参加者「(タイルを6枚渡された)えーと、何をしたらいいのでしょう?」
持ち主「ドラフトです。」
TTB「えーと、提案。ドラフトがわからない子もいるだろうから、もう少し細かく教えてあげればいいのではないですか。」
持ち主「そうですか。一枚選んで次に回します…(以下説明)。では、回してください。」
参加者「はぁ。」
TTB「あ、もうひとつ提案。最初に順番決めた方がいいのではないですか。それで各人所持金が違うしね。」
持ち主「なるほど。順番決めましょうか(じゃんけんぽん)。では、回してください。」
参加者「あのー、このタイルに描いてある記号はなんでしょう?」
持ち主「えーと、これなんだったっけな。(日本語訳から捜索中)」
TTB「それはですね、(以下アイコンを簡単に説明)」

以降ずっとこの調子です。なかなかエキサイティングですね。
とりあえず、この日来ていた65人の中にはこのあたりでおそらくキレてしまう子が幾人かいたのですが、彼らがこの卓に入っていなかったことをあらゆる神や仏の類に感謝したい。

ゲーム中、順番を促し、質問があれば答え、私の番になると考慮時間なしで「なぜこの行動をしているのかの意味を説明しながら」プレイしているのでえらく疲れました。なんとか2時間半くらいで終わったと思います。でも、興味深い経験をしました。

これ別に私は持ち主を否定するつもりはないのです。さもなければ私がやっているよね。立場の違いが時間の流れの差を産んでいて、違う流れがぶつかるところに潮目ができる。この日はその狭間を見たのです。

例えば学生さんですとずっと遊ぶ相手はいますし、何より時間がいっぱいある。私も学生の時は(お金なかったし)そうでした。だから、最初プレイするゲームなんかをルール勉強のために「捨ててもいい」わけです。なぜなら、もう一回やればなんの問題ないから。こういう時間の流れ把握をしているのです。
ところが一方で社会人は時間が結構クリティカルな要素になっています。結構お金には余裕ができてくるのですが、その分相手と何よりプレイ時間に苦労しがちです。(もちろん双方の立場とも例外はいるでしょうが、それはまあいったんおいておいてと。) ですので、一回目のプレイからちゃんとできないといけません。その分神経質になります。

ここは、誰でも来れるオープン例会なので双方の立場に対して対応できるのがベストですが、日本の学生の場合はほとんど社会に出た経験がないので、このあたりむべなるかな。

この局面で私が考えることですが、学生さんに対しては基本放置なのです。だって彼らは次に必ずプレイしてくれるから。いや、放置というのは言い過ぎか。なぜなら、この会場には彼らの下宿にはない時間制限というものがあって、その時間内に収めないといけないね。
でまあ、私の優先事項はこの卓にいる社会人に対して「これ面白い」と思わせる(理想)か、せめて「こんなの二度とプレイするものか!」と思わせないこと(最低限)なのであろう。そのために、ちゃんと終わるように頑張りました。疲れた。

なぜ私が自分でインストしないのか。

方法論を否定することは簡単だが、人に認知されるのは結構いいものだ。うん、悪くない。学生さんは彼らがふだん(善意で)やっていることを日常の延長として行っているだけなので、それを極力認めてあげたいのです。だいたい、否定されるとやる気なくすよね。それでこの趣味から遠ざかられたら困るのです。誰が困るのか。私が困るのです。

全員「もう一回やりたい」と言ってくれたよ。

こういった仲介手法によることも、ボードゲーム普及の一つの形態なのだと思うけど、これまでなかなか適当な例がなかった。ちょうどそれを体験してきたことを私の備忘のためにも書いておきたいと思います。

DEPRIVE 〜あなたはなぜ来ているの?〜

ボードゲームは原則として直接多くの人が対面してやるものであるから、知り合い同士で遊ぶ仕様になっているのですよ。

よく私が言っていることです。

さて、このポッドキャストシリーズでは、私にとってもっとも興味深く役に立った回であり、なかなか面白い視点でもある。
http://boardgame-kks.seesaa.net/article/253152514.html

以前書いた中の「定期的に提起されては消えていく問題」のうち
http://d.hatena.ne.jp/TTB_1997/20110811

「勝利を目指さないプレイヤー」という存在が興味深い。

定期的に提起されるのは一般化が非常に難しいからであって、堂堂巡りになるからだ。私は面倒なのでそういったことはしない。あくまでも私がどう思うかとしか考えないことにしている。

さて、よく、こうボードゲームのオープン例会」なんかで「俺は勝利だけを目指さないで、楽しみをも目指すのだ」と公言する方がいる。当然ながらこれを否定する(というか拒否する)ことはできない。例えはおかしいが馬を水辺に連れて行っても水を飲ませることはできない。

だが、一生気づくことはないでしょうが、あなたは迷惑です。

例えば6人で遊んでいたとしよう。なかに1人そんなプレイヤーがいたら、例えシステムでバランスをとれるゲーム(最近のゲームは優秀だよね)であってもかなりバランスが崩れます。1人が残り5人の楽しみを奪っているんだよ。わからないだろうが…。では、人数比の問題だろうか。逆の比だったら、1人が不幸だよ。

「じゃあ、しょせん趣味なんだし譲ってやれよ」と言われるかもしれない(いわゆる棲み分け論?)が、それって少しおかしいと思う。なぜなら、ボードゲームの例会なのですから、ボードゲームを遊びに来ている人がいるのが自然であるからです。そういう方と同卓にならない可能性のほうが低いよね。

私視点で書くのであったな。

私は数多くのインスト(ルールや遊び方の説明)をしてきているけれど、それはゲームである以上勝敗があって、それに至る道程を主として説明しているんだよ。そのなかで、その道程を踏もうとしない人には正直怒りと失望感と徒労感しかない。そのゲームを運んできた人にとっても同様。そのゲームをプレイしようとしている人にも同様…。

あなたにインストいらないよね。

なぜなら、勝とうとしないのだから。今度、そういう人がいたら私のインストの間は耳栓をしておいてあげよう。

なお、このポッドキャストでは、こういったことをゲーマーではない人が言っているのでまったく当てはまらない。

では、なぜこういったことを書こうとしたのかというと、ゲーマーでない人が先述の私が聞いたら怒り出すようなことを言っていても、特に何の感慨もなくすっと耳に入ってくるので、「ああ、これはゲーム会にくる人だけ限定なのだ」と今更ながら気がついたためです。

さて、元に戻そう。

勝とうとしない人はオープンのゲーム会には来ないでください。正直何を求めてゲーム会にきているのかわからない。互いの不幸を生み出すだけだと思うし、何より私がいろいろ悲しくなるから。これはほとんど哀願に近い私からのお願いです。勝とうとしない人だけで遊ぶ環境で遊んでいてください。

通じないのだろうなあ。

偏るリプレイ派 〜日本版 The One Hundred〜

この冬一番寒いですね。
さて、2011年も行われましたmixi内の日本版 The One Hundredです。あくまでもmixi内の161人だけの投票なのでこれが一般的だとは思わないように。私は自分が参加しているから書いているのですよ。

※ゲーム名のあとの[数字]は投票数です。

1.カタンの開拓者たち [58]
2.ドミニオン [54]
3.世界の七不思議 [51]
4.プエルトリコ [41]
5.パンデミック [37]
6.カルカソンヌ [30]
6.電力会社 [30]
8.アクワイア [29]
8.テレストレーション [29]
10.アグリコラ [28]
11.髑髏と薔薇 [26]
12.乗車券 [25]
13.ブラフ [22]
14.ニムト [21]
14.レースフォーザギャラクシー [21]
16.ディクシット [20]
17.あやつり人形 [19]
17.ナビゲーター [19]
17.モダンアート [19]
20.クク [18]
20.ハゲタカのえじき [18]
20.ラー [18]
20.ルアーブル [18]
20.レジスタンス [18]
25.ごきぶりポーカー [17]
25.バトルライン [17]
25.ラミィキューブ [17]
25.ロンドン [17]
29.マジックザギャザリング [16]
30.K2 [15]
30.エルグランデ [15]
30.キャメロットを覆う影 [15]
30.サンダーストーン [15]
30.ワードバスケット [15]
30.麻雀 [15]
36.ゲシェンク [14]
36.コロレット [14]
36.スモールワールド [14]
39.サンクトペテルブルク [13]
39.トロワ [13]
39.魔法にかかったみたい [13]
42.それはオレの魚だ! [12]
42.ブルゴーニュ [12]
44.オートモービル [11]
44.お邪魔者 [11]
44.スコットランドヤード [11]
44.ビブリオス [11]
48.アセンション [10]
48.ヴォーパルス [10]
48.ファウナ [10]
48.八八 [10]
52.インジーニアス [9]
52.ケイラス [9]
52.サンファン [9]
52.ストーンエイジ [9]
52.ダンジョンレイダース [9]
52.ブラス [9]
52.ブロックス [9]
52.ボーナンザ [9]
52.ワニに乗る? [9]
61.ウボンゴ3D [8]
61.キングオブトーキョー [8]
61.コンテナ [8]
61.シャドウハンターズ [8]
61.スルージエイジス [8]
61.テキサスホールデムポーカー [8]
61.ハチエンダ [8]
61.バックギャモン [8]
61.マンマミーア [8]
61.メディチ [8]
61.モンド [8]
61.ランカスター [8]
61.交易王 [8]
61.蒸気の時代 [8]
75.アーカムホラー [7]
75.ガイスター [7]
75.ごいた [7]
75.ジャイプル [7]
75.テーベの東 [7]
75.ハイパーロボット [7]
75.ブクブク [7]
75.ローゼンケーニッヒ [7]
75.王と枢機卿 [7]
75.花火&生け花 [7]
75.人狼 [7]
86.アンギャルド [6]
86.ウボンゴ [6]
86.キャット&チョコレート [6]
86.グレンモア [6]
86.クワークル [6]
86.ディプロマシー [6]
86.ハートオブクラウン [6]
86.フレスコ [6]
86.ペンギンパーティ [6]
86.ポセイドン [6]
86.メンバーズオンリー [6]
86.もっとホイップを [6]
86.将棋 [6]
86.超人ロック [6]
100.アップタウン [5]
100.アルハンブラ [5]
100.インカの黄金 [5]
100.エイジオブルネッサンス [5]
100.エンデバー [5]
100.クイズいいセン行きまSHOW! [5]
100.コントラクトブリッジ [5]
100.シュテルネンヒンメル(12星座ゲーム) [5]
100.スプリングフィーバー [5]
100.タイタンの掟 [5]
100.ダンジョンクエスト [5]
100.ティカル [5]
100.トワイライトストラグル [5]
100.ナポレオン(トランプ) [5]
100.パトリツィア [5]
100.ヒステリーオブザワールド [5]
100.ぴっぐテン [5]
100.ボトルインプ [5]
100.マンハッタン [5]
100.ワンダフル映画祭 [5]
100.王への請願 [5]
100.砂漠を越えて [5]
100.数エーカーの雪 [5]
100.倉庫の街 [5]

例年どおり計算してみると所持23、プレイ済120、よってゲーマー度は143です。なお、防御壁は今年も0でした。相変わらず一方に偏ってる。

想い出提供株式会社

長くこの趣味をやっていると定期的に次のような話題がでるものだ。ボードゲームの普及について、初心者とマニアについて、勝利を目指さないプレイヤーについて、キングメーカーについてなど。
結局のところ個々人の問題に帰結する(だって趣味なんだもん)のに定期的に出てくるということはけっこう普段からいろいろ考えるところがある人がいるのだろう。それ自体はよいことだと思う。
そこで私も普及っぽいことを書いてみたいと思います。

私自身が『世界のボードゲームを広める会ゆうもあ』(以下ゆうもあ)といういわゆる「ボードゲーム普及団体」に所属しているため、よく不思議がられることがひとつある。
http://www.u-more.com/index.shtml

それは私が自分の子どもたちにボードゲームを教えたことが全くと言っていいほどないことだ。私の考えは「趣味というものは人に教えられてやるものではなく自分で見つけるものだ」ということ。少々無理をしてでもしなくてはいけない勉強や学習の類とは一線を画すものです。これから生きていくうえで必要なことは申し訳ないけど無理にでも学ばせなくてはならない、人は独りでは生きられぬ。一方、趣味については特段これがないと生活できないわけではないので、それこそ自分で捜し自分で進んでやることで充分だと思います。現に彼らは彼らなりの趣味を見つけだしているそれで充分なのである。

ゆうもあの活動に関するインタビューなんかで「活動が大変ではないですか?」と聞かれることがある。私は「自分が楽しくやっているからそう苦にならない。むしろ私が楽しく遊んでいることを見せることが大切。」というふうにいつも答えている。もちろん実際にそのように考えてもいる。本当に大変だったらボランティアに近いNPO団体活動なんて一時はできてもここまで長くは続けられないです。「では楽しいこととは何ですか?」これに対する返答はいつも困る。「楽しいから楽しい」としか言えない。人間の好悪など主として情動に左右されるような事柄に「合理的な理由」があろうはずがない。

普及活動といっても私の場合特に難度の高いものをしているわけではなく、上述のように自分が楽しくて、かつTTBと遊ぶと楽しいな。または同卓でなくとも隣のTTB卓は面白そうだな。こういうふうにその場その場で映っていればそれで小難しいことは論じなくとも「広義の普及」には繋がっている。そう信じている。
普及に関する論考は冒頭述べたように定期的に出てくる。そういうのにふれるたびみんなよく考えていると思う。正直敬服する。私にはできないことだしな。自分にできないことをできる人は全員尊敬に値する。まさに「我以外皆我師」である。

私自身、自分ひとりでできることは多寡が知れていることはわかっている。ゆうもあゲーム会などにくる子どもたちに教えたり面白いところを見せたところですぐにボードゲームの認知度が劇的に上がるはずはない。彼らがすぐボードゲーム買出すわけでもない。ひょっとするとメジャーな趣味になるのには直接つながらないかもしれない。そんな不安も包含しつつ未だに続けているのは以下の理由がある。
「これまで知ってるボードゲーム」といってゆうもあに来る人が例として挙げるのは人生ゲームであったり野球盤であったり将棋であったりオセロであったりモノポリーであったり。カードゲームだったらトランプゲームであったりUNOであったり遊戯王であったり。それが現実だ。

だから、そのうちのひとつにしたい。

ここで例に挙がったものを彼らの多くは頻繁に遊んでいるわけではない。厳密にいえば遊んでいる人もいるのだろうが、これだけほかにも娯楽があってことゲームに関してだけでもたくさんのジャンルがある中では、そういった人はごく少数といっていいでしょう。では彼らに例に挙げられるようなことをしたらどうなるのか。拒否反応がなくなるのである。他に何もないならともかく得体の知れないものにわざわざ手を出す人はいないものだ。自分だけでなく自分の周囲をプレイヤーとして巻き込んでしまうボードゲームならなおさらです。

ここで彼らが「内容も忘れてしまったが、かつてそんなようなことをやった覚えがある。」レベルになってくれていれば、何十年先であっても再度出会ったときの敷居がかなり下がる。それは彼ら自身が子どもをもつ時かもしれない、甥姪に接した時かもしれない、下手をすると孫ができたときかもしれない。そのときに「おぼろげながら楽しかったような気がする」でよい。
「小さい頃、オセロやりました。七並べやりました。人生ゲームやりました。」そんな感覚と同等でなんとなく覚えててくれれば充分なのだ。すんなりこの趣味に入れる。これ意外に大切なことだと思います。

そんなおぼろげな想い出づくりに私は参加している。おそらく私の生きている間にその具体的効果をみることはないだろう。まあ、それはそれでけっこう楽しいことなんだがね。